不動産を売却する際は、一般の買い手を探す「仲介」のイメージが強いと思いますが、売却方法はそれだけではありません。
不動産業者に物件を買ってもらう「買取」という方法もあるのです。どちらにもそれなりのメリット、デメリットがありますから自分に合った方を選択することが大切です。
仲介は不動産会社に手伝ってもらって一般の人に売却する。買取は不動産会社に買ってもらうというのが大きな違いです。
不動産会社が買う場合、リフォームするか、そのままの状態で最終の買取人に売るかは物件の条件によっても異なります。
では、それぞれの方法のメリットとデメリットを比較してみましょう。
| メリット | デメリット |
仲介 | 売主の手元に残る金額が多くなる | 売れるまでに時間がかかることがある |
売り出し価格を売主が決められる | 価格を下げても買い手がつかないことがある | |
買主の住宅ローン審査落ちにより、契約が覆ることがある | ||
買取 | 売るまでのスピードが速い | 仲介に比べて価格が安くなる |
人に知られずに売ることができる | ||
一般人に物件を内覧させなくて済む | ||
瑕疵担保責任を負わなくてよい | ||
仲介手数料が無料になることがある |
結論から言えば、「買取」に向いているのは次のような人です。
売りたい物件の築年数がかなり経過している(20~30年など)
以前の日本であれば不動産というのは「時間をかけて待てば必ず買い手がつく」と考えられていました。
しかし、現代の状況では、どんな物件でも待てば必ず売れるというわけではなく、やはり売れないものは最後まで売れない、ということもあります。ですから、売るためには何らかの方法で手を入れる、つまり魅力ある物件にしていくことを考えなければならないということです。
どんな物件なら欲しい、と思ってもらえるのか、これを素人判断で考えるのはなかなか難しく、さらにそのような状態にしようと思えばリフォームなどにかなりお金がかかることもあります。
そこまでして無理に「仲介」で一般の人に売ったとしても結局出費がかさんで手残りが少ないことになってしまいますから、最初から「買取」の方が楽でもあり得だった、という結論になることもあるわけです。
ただ、「買取」を選ぶとしても、やはりどのくらいの価格で売るのが適正なのか、1社の意見だけで決めることは危険です。少し面倒でも、数社から見積もりを取ってみて相場を知ることは、満足できる売却のために大切なことなのです。
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